こんにちは!岐阜県大垣市を拠点に、外構・エクステリア工事や造成・擁壁などの土木工事を手がけている株式会社伸建です。
家づくりの打ち合わせや見積書で「深基礎(ふかぎそ)」という言葉を目にして、「なぜうちの土地は深基礎なの?」「費用が上がるのはどうして?」と疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、深基礎とは何か、深基礎にする理由、よく混同される高基礎との違い、そして外構工事の立場から見た注意点をわかりやすく解説します。
この記事のポイント
深基礎とは、基礎の底を通常より深い位置まで下げる基礎のことです。
主な理由は「敷地の高低差」「擁壁・がけへの影響を避ける」「安定した地盤に荷重を伝える」「凍上対策」の4つです。
地面より上を高くする「高基礎」とは目的も形も異なります。
深基礎とは?
深基礎とは、建物の基礎の底面を、通常の基礎よりも深い位置まで下げてつくる基礎のことです。地面の中に入っている部分(根入れ)が深くなるため、「深い基礎」と呼ばれています。
一般的な住宅の基礎は、平らに整えた地盤の上に同じ深さでつくります。しかし、敷地に段差がある場合や、すぐ近くに擁壁やがけがある場合は、同じ深さの基礎では建物を安全に支えられないことがあります。そうした場所で、基礎の一部または全体を深くして建物の安定を確保するのが深基礎です。
深基礎にする4つの理由
① 敷地に高低差があるため
道路や隣地との間に段差がある土地、傾斜地を造成した土地では、建物の下の地面の高さが場所によって異なります。低い側に合わせて基礎を深くすることで、建物を水平に支えられるようになります。擁壁を新しくつくって高低差をなくす方法もありますが、敷地条件によっては深基礎の方が費用や工期を抑えられる場合があります。
② 擁壁やがけに建物の重さをかけないため
擁壁のすぐ上に建物を建てると、建物の重さが擁壁を外側へ押し出す力になり、擁壁のひび割れや傾きの原因になります。そこで基礎を深くし、擁壁に影響を与えない深さまで建物の荷重を伝えるようにします。深基礎にする理由として、最も多いケースのひとつです。
③ 安定した地盤に荷重を伝えるため
造成地では、土を盛った部分(盛土)が十分に締まっていないことがあります。やわらかい地盤の上に基礎をつくると、建物が不均一に沈む「不同沈下」につながるおそれがあります。基礎を深くして、しっかりした地盤まで届かせるのも深基礎の目的です。
④ 寒冷地で凍上を防ぐため
冬に地面が凍る地域では、土の中の水分が凍って膨らみ、基礎を押し上げる「凍上(とうじょう)」が起こることがあります。岐阜県でも飛騨地方などの寒冷地では、地面が凍る深さより下まで基礎を下げる対策が取られます。
深基礎と高基礎の違い
名前が似ている「高基礎」は、深基礎とは目的が異なります。深基礎が地面の下へ深くするのに対し、高基礎は地面から上の立ち上がりを高くする基礎です。
土地の条件によっては、深基礎と高基礎を組み合わせることもあります。どちらも建物の設計段階で決まるため、外構の計画も同じタイミングで考えておくことが大切です。
外構工事で深基礎が関係する場面
深基礎は建物だけの話ではありません。外構・エクステリア工事でも、次のような場面で基礎の深さや段差の処理が重要になります。
擁壁の上にフェンスやブロック塀をつくるとき
擁壁の上にフェンスやブロックを設置する場合、擁壁に余計な負担をかけない基礎の位置や深さを考える必要があります。既存の擁壁の状態によっては、設置方法そのものを見直すこともあります。
高低差のある敷地に駐車場・カーポートをつくるとき
道路と敷地に段差がある場合、駐車スペースの造成や土留めが必要になります。カーポートの柱も地中の基礎で支えるため、盛土部分では地盤の状態を確認したうえで施工します。
深基礎の住宅まわりのアプローチや階段
深基礎の住宅は、建物の周囲に段差が残ることが多く、玄関アプローチの階段、土留め、雨水の流れを考えた勾配づくりなどが必要です。建物の工事が終わってから考えると、使いにくい動線になったり、追加費用がかかったりすることがあります。
伸建の施工事例
【要差し替え】高低差のある敷地・深基礎の住宅まわりで施工した事例(場所の市町村名、敷地の状況、行った工事内容、工夫した点)と写真をここに掲載します。
深基礎を検討するときの注意点
- 費用が上がりやすい:掘削量、コンクリート・鉄筋の量、残土処分が増えるため、通常の基礎より費用がかかります。
- 既存擁壁の状態を確認する:古い擁壁やひび割れのある擁壁は、建て替えや補強が必要な場合があります。
- 自治体の規定を確認する:がけや擁壁の近くに建てる場合、条例(いわゆる「がけ条例」)で制限を受けることがあります。建物の設計者と確認しましょう。
- 外構は建物と同時に計画する:段差の処理、土留め、排水の計画を早めに決めておくと、全体の費用と仕上がりを整えやすくなります。
擁壁について詳しく知りたい方は、擁壁の耐用年数とメンテナンス費用や間知ブロック積擁壁の解説もあわせてご覧ください。造成工事の流れや費用については岐阜市の造成工事完全ガイドで詳しく紹介しています。寒冷地の基礎対策は岐阜県の積雪に強いエクステリアの記事が参考になります。
まとめ
深基礎は、高低差のある土地や擁壁の近く、地盤に不安がある造成地などで、建物を安全に支えるために採用される基礎です。地面より上を高くする高基礎とは目的が異なります。
深基礎の住宅では、建物まわりの段差や土留め、アプローチの計画など、外構工事で考えるべきことも増えます。株式会社伸建は平成22年の創業以来、岐阜県大垣市を拠点に、外構・エクステリア工事から造成・擁壁などの土木工事まで一貫して手がけてきました。高低差のある土地の外構や土留めのご相談も、お気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた会社:株式会社伸建
岐阜県大垣市宿地町に拠点を置く外構・土木工事会社。平成22年創業。外構・エクステリア工事、造成・擁壁・舗装・上下水道などの土木工事を、岐阜県内全域で個人・法人のお客さまからお受けしています。




